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06-3
簡易包装の価値
よくコンビニを利用する人なら知っているかもしれないが、最近各コンビニチェーンごとに、100円お菓子のコーナーがあって、それらはすべて同じパッケージで売られている。メーカーはバラバラ。30〜50歳代ぐらいの人が喜ぶような「カンロ飴」、「5/8チップ」、「スピン」などの品揃え。
そして驚いたのは、最近ついに「ソフィーナ」が一部を共通パッケージにし始めたこと。ソフィーナは花王の化粧品ブランド。資生堂やカネボウなどのメジャーレーベルとは販路その他さまざまな点が異なる人気のブランドなのだが、「ベリーベリー」「ライズ」「バイタルリッチ」などの年代別にターゲットを定めたサブ・ブランドを持ち、それぞれの世代に訴求するようボトルのデザインなど差別化していた。つまり、これらサブ・ブランド名と価格(当然、年配向け商品の方が技術を要するため高額になる)は別として、パッケージの共通化に踏み切ったわけだ。
デパートの簡易包装には抵抗なくなりつつあっても、これらの簡素化は、ちょっとさびしい。お菓子などは、「まだ作ってたんだー。懐かしいー」と、つい買ってしまうからいいんだけれど。
過剰包装を否定した先駆者として「無印良品」がある。そのMUJIブランドの、文具や雑貨は良しとしても、「オレンジジュース」と「アップルジュース」が無地のパッケージで陳列ケースに並んでいるのを見ると、ちょっと違和感を覚える。世の中にはそれが気にならない人も多いだろう。しかし、「コーラ」や「スプライト」、 「ドクターペッパー」がすべて同じデザインの缶で売られていたとしたら、果たして買ってみたいと思うだろうか。
そうすると、簡易包装を許容できる境界線ってどこなのかな、と考えつつも、まだ結論は出ていないのだ。(石)
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